財務省・横浜財務事務所は、4月の県内経済情勢について、総括判断を「消費税率引上げに伴う駆け込み需要及びその反動がみられるものの、持ち直しが続いている」とした。ただ、先行きについては、「消費税率引上げに伴う駆け込み需要の反動に注視する必要がある」という見方を示した。(千葉 龍太/2014年5月10日号掲載)
消費増税後の個人消費については、宝飾品などの高額品で駆け込み需要の反動が百貨店でみられている。
「乗用車新車登録届出台数」も4月は反動減で前年を下回っている。
スーパーでは食料品が堅調に推移。コンビニエンスストアの販売高もカウンターまわりの商品を中心に、前年を上回っているという。
一方、企業の生産活動は「持ち直している」とし、前回(2013年10~12月期)調査の「一服感がある」から上方修正した。輸送機械が横ばいだが、はん用・生産用・業務用機械、食料品・飲料などで増加したという。