日本油機、「ベント式」で新しい成形技術公開/職人のノウハウを生かす


相模原市中央区の中小企業が開発したプラスチック成形法が、業界で注目されている。もはや不要とされてきた半世紀以上前の技術に目を向け、それにプラスチックを知り尽くした職人のノウハウを融合させた「温故知新」の成形法だ。名古屋で開かれた業界向け展示会に出したところ、たちまち反響を呼んだ。昨年、有名企業の関係者ら十数人が技術を見たいと相模原の工場を訪ねた。(千葉 龍太)

成形法を開発したのは、中央区東淵野辺にある日本油機。創業者の市川十四男会長は、プラスチック成形に半世紀以上携わってきた職人だ。

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