県が発表した2月の工業生産指数は(季節調整済指数2010年=100)は前月比5・4%プラスとなり2カ月連続で上昇した。
「業務用機械工業」が26・7%増となったほか、「情報通信機器」が17・0%増と続いた。好調な業績を品目別でみると、「業務用機械工業」は、半導体製造装置やマシニングセンタがプラス要因となった。「情報通信機器」は、デジタル伝送装置、パーソナルコンピュータがけん引した。
一方、県内で大きなウエート占める「輸送機械工業」(自動車関連産業など)は4・5%減と1カ月ぶりに低下した。最も落ち込んだのが「窯業・土石製品工業」で12・8%減となった。
なお、生産指数同時に集計している2月の「出荷指数」(10年が100)は98・8%と2カ月連続で上昇した。
「在庫指数」は95・3%で、前月比0・1%マイナスとなり、2カ月ぶりに落ち込んだ。(2014年5月10日号掲載)