県は2014年度を初年度とする新たな「県ホームレスの自立の支援等に関する実施計画」を策定した。
同実施計画は、2010年3月に策定されたもので、10から13年度を期間にホームレスの支援等に向けた総合的な施策の推進に取り組んできもの。
今回は、計画期間の満了に伴い、学識経験者、関係団体の代表等から成る県内のホームレスの自立支援計画策定会議の意見や、13年7月に改定された国の「ホームレス自立支援等に関する基本方針」等を踏まえ、14年度を初年度とする新たな計画(14から18年度)を立案した。
新計画では、①無料または低額の宿泊所の活用などによる居宅生活への移行に向けた支援と再路上化の防止②ホームレス等の困窮者に対する就業機会の確保や居場所(シェルター)の確保③「路上(野宿)生活期間の長期化と高齢化」への対応や、路上生活を脱却した後、再び路上生活に戻ってしまう「再路上化」を防ぐ―などが盛り込まれている。(2014年5月10日号掲載)