5月の連休中に相模原市内では相次ぎ伝統行事が行われた。相模原市の相模川では、端午の節句を祝う伝統行事「相模の大凧まつり」「泳げ鯉(こい)のぼり相模川」が開かれた。空に舞う大凧やこいのぼりを一目見ようと、多くの市民が会場を訪れた。 (2014年5月20日号掲載)
4、5日の両日、相模原市の相模川河川敷で、勇壮な大凧が空を舞った。約17万人が来場した。
今年の題字は「駿風」。相模原市が政令指定都市となり4年が経ち、さらなる上昇期を迎えるようと願いが込められている。
会場は新戸、勝坂、下磯部、上磯部の4地区に分かれて、14・5~10㍍四方の凧揚げが行われた。
新戸地区では、「駿風」と書かれた14・5㍍四方の大凧で挑んだ。初日の4日には、大凧文化保存会の約100人が引き手となり、一斉に綱を引くと大きな凧が晴天の空を浮遊した。
さらに、下磯部地区で揚げられた10・9㍍四方の大凧は、約2時間以上滞空する記録を出した。
一方、相模川高田橋上流(中央区水郷田名)では、4月29日~5月5日の7日、「泳げ鯉(こい)のぼり相模川」が開催さされた。地元の住民らで構成される実行委員会が1988年から始めたもので、今年で27回目を迎える。
川の両岸からワイヤー5本を張り、約1200匹の色とりどりのこいのぼりで、空を埋め尽くした。開催期間中には家族連れら約43万人が風にそよぐこいのぼりを見て楽しんでいた。