フィレンツェの洗礼者ヨハネ像などの作者で知られるイタリア人彫刻家で、女子美術大学の名誉博士も務めるジュリアーノ・ヴァンジ氏が製作したブロンズ像が、同大学に寄贈された。
ブロンズ像の作品名は「金髪の娘」。同大学の学生をイメージし作品だ。素材は、ブロンズとニッケル合金。サイズは、縦165センチメートル×横56センチメートル。女子美アートミュージアムのロビーに設置されている。
ヴァンジ氏は、フィレンツェ近郊のバルベリーノ・ディ・ムジェッロ生まれ。フィレンツェ国立美術学校を卒業後、新しい表現を求めブラジルに渡る。パドヴァ大聖堂の十字架像やピサ大聖堂の正餐台、バチカン美術館入口の彫刻などを製作。リーベロ・アンドゥレオッティ賞や高松宮殿下記念世界文化賞など数々の受賞歴を誇る。(2014年5月20日号掲載)