相模原市内の弁護士約70人で構成される、「横浜弁護士会・相模原支部」が創立20周年を迎えた。6月14日には記念事業として、市民参加による裁判劇「深夜のひばり通り殺人未遂事件」が、小田急ホテルセンチュリー相模大野(南区相模大野)で上演された。
同支部の弁護士をはじめ、応募した3人の市民が熱演した。約140人の観客で、会場は満席となった。
裁判劇は同支部会員のオリジナル脚本。架空の殺人未遂事件を題材に、検察側と弁護側が口頭弁論を行い、観客は市民裁判員として有罪か無罪かを投票した。
劇を鑑賞した南区の男性(35)は、「イメージのわからない裁判員裁判について、楽しく具体的に考えるよい機会となった」と話していた。
上演後には、20周年式典も同ホテルで開かれた。衆議院議員や県議、関係者ら約200人が出席。加山俊夫市長、相模原商工会議所の杉岡芳樹会頭、日弁連の村越進会長なども駆けつけ、祝辞を述べた。(2014年7月1日号掲載)