さがみ政経フォーラム、「東南アジアに期待感」/相模原市内で講演会


講演する山川氏

講演する山川氏


 相模原市内の中小企業で構成される「さがみ政経フォーラム」(榎本与助代表)は7月4日、市内で定例会を開催した。
 約30人が参加。時事総合研究所客員研究員の山川裕隆氏による「注目集める東南アジア〝日本企業の進出加速〟」と題した講演などを行った。
 山川氏は、時事通信社の元国際室次長・解説委員。「時事アジア速報」の編集に携わりながら、中国や東南アジア各国を訪問し、進出企業の直接取材を続けている。
 山川氏は、「ミャンマーでは、テイン・セイン大統領が改革を断行し、欧米諸国に経済制裁緩和・解除する動きが見られる。日本企業が一斉に進出し、ヤンゴン日本人商工会議所には現在、161社が加盟している」と、現状を話した。
 また、「インドネシアも人口2億4000万人とわが国の2倍あり、所得が急増。自動車市場も成長しており、部品を製造・販売する日本企業が1800社以上参入している」(山川氏)という。
 榎本代表は冒頭のあいさつで、「われわれ日本人が忘れていた、地道な努力を東南アジアの人々は行っている」と述べ、今回の講演の趣旨を説明した。 (芹沢 康成/2014年7月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。