相模原市公共交通整備促進協議会は7月9日、市内のけやき会館で総会を開催した。25年事業報告・収支決算、26年度事業計画・収支予算について審議し、原案通り承認した。
同協議会では、市域の公共交通整備を促進するため、鉄道事業者に対し運転時間の延長など輸送力の増強を要望。昇降施設の設置や駅施設の整備・改良などのバリアフリー化、車内案内表示板など利用者へのサービス向上を求めている。
バス事業者の神奈川中央交通に対しては、運行回数の強化を求めたほか、ICカード乗車券を活用した乗り継ぎ割引の対象停留所の拡充を求めていく。
橋本駅発着の成田空港線のバス増便や、羽田空港線の乗り入れも要望する方針だ。
事務局は、駅別乗降人員(1日平均)の推移、市内のバス・タクシー運行状況について報告した。市内17駅では前年度に引き続き増加傾向。路線バスの輸送人員も、年間・1日平均ともにやや増加している。
会長を務める加山俊夫市長は「多様な都市機能の充実を図り、魅力と活力ある広域広益拠点として利便性の高い公共交通ネットワークの整備が不可欠だ」と述べた。(2014年7月20日号掲載)