県企業庁相模川水系ダム管理事務所が9月18日、人命救助で「相模原市消防局長表彰」を受けた。
岸本如生課長補佐、戸澤勇樹主査、高橋哲也技師の3人は8月11日、津久井湖上で作業を行っていた際、40代半ばの男性が水面に落下するのを目撃。作業で使用していた船外機付きボートで近づき、男性を引き上げて救助した。
また、携帯電話で警察と消防の出動を要請。合わせて、管理事務所に応援を求めた。
男性は城山ダムの堤体上部から転落。溺れていたが、意識もはっきりしており軽傷で済んだ。
北消防署の小川智久署長は表彰状を伝達し、「日ごろから職員に対し、事故対応に係る教育と指導を行っている。優れた危機管理体制を構築してきた組織力の賜物だ」と称えた。(2014年10月10日号掲載)