さがみはらロボットビジネス協議会(事務局・相模原商工会議所)は10月15~17日に東京ビッグサイトで開かれた「ジャパンロボットウィーク2014」に共同で出展した。「さがみロボット産業特区」を進める神奈川県内の企業ゾーンに相模原ブースを設置。出展する市内企業は7社と1つの共同プロジェクト。介護から宇宙までの幅広い分野で、これからのロボット産業を支える市内企業の技術力を広くアピールした。 (編集委員・千葉龍太/2014年10月20日号掲載)
「ジャパンロボットウィーク2014」は、全国から計144社が出展、283小間が設けられた。
相模原からは今年設立されたさがみはらロボットビジネス協議会の所属企業などが共同出展。ロボット分野でのビジネスチャンスを探っていた。
共同出展した企業は、コロンバス精機、中村電機、ミオ・コーポレーション、コプト、菅原モデル、マルマテクニカ、MEMOテクノス。それに加え、永進テクノやコバヤシ精密工業、MHIさがみハイテックなどが進める「生活支援ロボット開発プロジェクト」。
いずれも個性的な技術・製品を展示した。
なかでも、永進テクノなどのプロジェクトは、トイレでの起立、着座をサポートする高齢者向け「アシストロボット・さがみ楽ロボ」の試作機を紹介。来場者からの注目を集めていた。
もともと環境装置の製造を手掛ける永進テクノ、設計のMHIさがみハイテック、機械加工のコバヤシ精密が、埼玉大学大学院と連携。
それぞれの得意技術を持ち寄って産学連携で進めるプロジェクトで、数年後の実用化を目指している。