「もの補助」、今回は採択率3割/相模原市内は25件


 中小企業の試作開発などを支援する政府の「ものづくり補助金」の採択結果がこのほど発表された。
 2013年度補正予算として実施されてきた同補助金は、今回で最後となった。
 中小企業庁によると、今回は全国1万4000件以上の応募があり、約4800件が採択された。採択率は過去最低の33・2%で、狭き門となった。
 今回のもの補助は、13年度補正予算分としては、「1次公募1次締め切り分」、「1次公募2次締め切り分」に続いて、「2次公募分」にあたる。
 また、今回で13年度補正予算での採択計画(1500億円)に達したため、これまで3回に渡って実施した「もの補助」は事実上終了した。
 関係者によると、県内では約600件の応募があり、186件が採択。採択率は全国と同じ水準だったとみられる。
 相模原市産業振興財団が集計した県内の地域別の採択件数によると、横浜(採択58件)、川崎(同32件)、相模原(同25件)、藤沢(同10件)の順だったという。 (編集委員・千葉龍太/2014年11月1日号掲載)

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