相模原市の魅力を集めた「潤水都市さがみはらフェスタ2014」が11月1日と2日、在日米陸軍相模総合補給廠の一部返還地で開催され、2日間で約18万人が来場した。9月末の返還後初めてのイベントで、一部返還を祝うセレモニーも開かれた。
開会式前に行われたセレモニーでは、市米軍基地返還促進等市民協議会会長の加山俊夫市長、副会長の須田毅市議会議長らが一部返還を祝って、くす玉を割った。
相模総合補給廠を管理する基地管理本部司令官のジョイ・L・カレラ大佐ら在日米陸軍関係者も出席し、木管楽器四重奏で来場者を楽しませた。
加山市長は「すばらしい日を迎えることができた。一日でも早く多くの市民が利用できるよう、整備していきたい」とあいさつ。
小田急線多摩線延伸やリニア新幹線新駅建設を起爆剤とし、「橋本・相模原の両地区について〝未来を拓く相模原新都心〟として、広域的な市街地整備を進めていく」と話した。
1日目は、あいにくの雨に見舞われた。会場内をコースに開催した「相模原はやぶさリレーマラソン」では、約2000人の市民ランナーが参加。コスプレ姿などでコースを駆け抜けた。
同フェスタでは、ラーメン激戦区相模原のナンバー1を決定する「さがみはらぁ麺グランプリ」のほか、市内や姉妹都市のグルメを楽しめる物産展も開催。今月末に打ち上げられる「はやぶさ2」を記念した銀河連邦フォーラムなども行われた。(2014年11月10日号掲載)