菊屋浦上商事、地元中学生が「職場体験」に


品出しなどを体験する中学生

品出しなどを体験する中学生


 文具店をより身近に感じてもらおうと10月21~23日まで、菊屋浦上商事(相模原市中央区相模原)は中学生の職場体験を受け入れた。今年で8年目となる。
 今回参加した生徒は、市立小山中学校2年生の3人。あいさつの練習にはじまり、同社の目玉商品である「左利きグッズ」などについて説明を受けた。
 販売の職場体験を希望した3人は、スタッフの指導を受けながら、品出しや接客、伝票整理などについて学んだ。
 2日目は浦上裕生チーフに同行し、営業のマナーや手法を学習。同社がプランニングを手がけたオフィスのほか、公共施設や観光商業施設などを巡った。
 生徒からは「はじめて見る製品がたくさんあった。もっと、いろいろなことを知りたい」と感想を話した。
 同社は〝文具店〟が学生から認知されていないことに、危機感を募らせているという。西門商店街に店舗を構えているが、昨今の学生は、100円ショップやコンビニなどで文房具を購入することが多いという。
 浦上チーフは「文房具に関心のある中学生を受け入れることで、学生の視点の意見を取り入れることができる。人に仕事を教えることで、スタッフ自身の教育にもなる」と話していた。(2014年11月10日号掲載)

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