間接税の納税者で組織される相模原関税会(鈴木泰生会長)は7日、相模女子大学(相模原市南区文京)で相模原税務署や同大学などと「税のポスターコンクール」の発表会を行った。
同コンクールは、10月10日の租税教室を受講した同大学学芸部の学生を対象に開催したもの。東京国税局や相模原県税事務所などの関係者も審査員を勤め、最優秀賞、(相模原税務署)署長特別賞、優秀賞を選出した。
応募した学生は、生活デザイン学科1年生の6人。ペンやアクリル絵の具など通常の画材のほか、パソコンのデザインソフトを使用してポスターを製作した。各学生は4コマ漫画やイラストなどで、税に対する印象やメッセージを表現。プレゼンテーションで作品のコンセプトや自論を述べ、審査員からの質問に答える形式で意見を交換した。
最優秀賞に選ばれた佐藤結子さんの作品は、やわらかな日差しの下で微笑む子どもたち(男女)を描いたもの。2人の頭には幸せの象徴・クローバーの花冠を飾り、すべての人びとの幸福と希望、笑顔あふれる暮らしを願っているという。
佐藤さんは「いろいろなことに挑戦したかった。租税教室で学んだことを、もっと多くの人に知ってほしいと思ったので応募した。他の作品も素晴らしいものばかりだったので、(最優秀賞に)選ばれてすごくうれしい」と感想を話していた。
署長特別賞は森実和子さん、優秀賞に髙橋愛さんが選ばれた。残る3人にも努力賞を授与し、作品の製作と参加への努力を称えた。
鈴木会長は「市民の目に触れることで、税の啓発ツールとして役割を果たすことを祈っている。きょうは大いに自論を展開してほしい」とあいさつした。(2014年11月20日号掲載)