相模原市内2件が優秀賞/県建築コンクール表彰


環境共生技術が認められた相模原市緑区役所

環境共生技術が認められた緑区役所=相模原市緑区

苦心が集約されたボーノ相模大野

苦心が集約されたボーノ相模大野=相模原市南区


 第58回神奈川建築コンクールの住宅・一般建築物部門で入賞作品がこのほど決定した。一般建築物部門では、「相模原市緑区合同庁舎」(緑区西橋本)と「bono(ボーノ)相模大野」(南区相模大野)が優秀賞を受賞した。
 表彰式が12日、横浜市開港記念会館で開催され、建築主・設計者・施工者に賞状が授与された。協賛団体からの表彰も行われ、緑区合同庁舎の施工を手掛けた櫻内工務店(中央区鹿沼台)とエス・ケイ・ディ(平塚市)が県建設業協会賞に選ばれた。
 応募件数は、住宅が57件、一般建築物が47件。県内の有識者6人で構成される審査委員が、総合的に判断し選定した。
 同コンクールは、県内建築物の質の向上と健全な都市の発展のために、県と12市が1956年から実施。県内で過去2年以内に完成した建築物が対象となる。
 受賞の評価として、相模原市緑区合同庁舎は、「近隣住民への配慮などを慎重に行いながら外観が形成されている。特に環境共生技術の試みは、多くの建築物の参考となる」と評価された。
 ボーノ相模大野は、「大規模の事業の苦心が集約されている。住棟も含まれていることもあり、多様な利用者や権利の調整に多くの努力が払われた」と評価された。(2014年12月10日号掲載)

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