相模原市はこのほど、「水素エネルギー普及促進ビジョン」を策定した。〝水素〟は、利用段階で二酸化炭素を排出しないクリーンエネルギーとして期待されている。
水素ステーションの整備促進では、設置事業者に対し初期費用の一部を負担。市内各区やインターチェンジ付近など効果的な設置を促進する。
製造した水素は、燃料電池コージェネレーションシステムを導入し、事業所や家庭に電気や熱を効果的に供給する。中小企業を対象に、産業用燃料電池の導入も支援する。
掲げる施策は2015年から、東京オリンピックやリニア中央新幹線の開業などを見据えながら段階的に実施していく。(2015年1月1日号掲載)