JR相模原駅から徒歩15分ほどのイタリアンレストラン「トラットリア・メルカート」(中央区中央)がこのほど、2014年度県優良小売店舗表彰を受賞した。真心尽くしたサービス・味・技が認められた。
赤を基調としたデザインの店舗外観は、南伊のナポリやシチリアを彷彿とさせる。カンツオーネが流れる店内は全34席で、オープンカウンター越しにシェフとの会話を楽しみ
オーナーシェフの小川賢一氏は、自家製の有機野菜をふんだんに使い、ドレッシングに至るまで手間を惜しまない。イタリアのほか、ドイツやフランスなど各国料理を極め、素材の味を生かしたシンプルな料理を提案している。
同店自慢の料理は、宝夢卵(ほうむらん)や〝てるて米〟など、相模原産の素材を使ったもの。「メルカート自慢のダブルたまごのカルボナーラ」(1280円)などが人気だという。
また、ゴルゴンゾーラ(青カビのチーズ)のパンナ・ピッツァは、生地の風味やチーズの香りを楽しむシンプルな一品。元はスタッフの賄いだったものを、裏メニューとして常連客に提供したのがきっかけ。
小川氏は、受賞について「生産者や来店者など、地域に支えられてきたから。現状に満足せず、技術を磨いて良い料理を提供したい」と話していた。
営業時間は、ランチ午前11時~午後3時、ディナー午後6時~10時まで。定休日は毎週月曜日となっている。(2015年1月1日号掲載)