過去最多の出展数に、テクニカルショウ開催/横浜市内


多くの来場者でにぎわった会場内=横浜市西区

多くの来場者でにぎわった会場内=横浜市西区


 県内最大の工業技術総合見本市「テクニカルショウヨコハマ2015」が2月4~6日までの3日間、パシフィコ横浜(横浜市西区)で開かれた。36回目となる今回は、県内の中小企業を中心に過去最多となる580社・団体が出展した。
 神奈川産業振興センター(KIP)と横浜市工業会連合会、県、横浜市の主催。
 「未来につながる確かな技術」をテーマに毎年開催しているもので、開催中は累計3万人が足を運んだ。
 会場は、加工技術や生産(装置)の生産系からビジネスソリューションといったIT系などで、各分野のゾーンに分かれて展示されていた。
 相模原の市内企業も出展した。永進テクノやコバヤシ精密工業、エム・エイチ・アイさがみハイテックが埼玉大学と共同で開発中の「さがみ楽ロボ」を展示。来場者からの注目を集めた。高齢者などが便座に座ったりする動作をアシストするもので、数年以内の実用化を目指している。
 一方、新製品や新技術開発で成果を挙げた県内企業を表彰する「かながわ産業Navi大賞2014」(神奈川県経営者福祉振興財団主催)の受賞企業のブースも設けられた。相模原では向洋技研とクロコアートファクトリーの2社が受賞製品を展示した。
 このほか、東邦電子や精光技研、フェイスといった企業も出展。各企業の担当者たちは説明に追われていた。 (編集委員・千葉龍太/2015年2月10日号掲載)

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