ラサール不動産投資顧問(東京都千代田区)と三菱地所(同)が共同で建設を進めていたマルチテナント型物流施設「ロジポート橋本」(相模原市緑区大山町)が1月23日に竣工。2月2日、同地で竣工式を行った。
入居企業は、通信大手のKDDIなどが東日本の物流拠点のひとつとして入居を決めている。複数企業の入居が決定しており、竣工時点でテナント入居内定率は約50%を超えるという。
同施設は、延べ床面積15万6609平方メートル、鉄骨鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)地上5階建て。
フロアあたり10区画まで分割可能で、免震装置や72時間対応の非常用発電、衛星電話などを備えている。
国道16号沿いに位置し、圏央道の相模原相川インターチェンジから7キロメートルと主要交通網までのアクセスが良好。また、橋本駅から900メートルと徒歩圏内で、従業員にとって利便性の高い環境に立地している。 環境面では、共用部LED照明や断熱性の高いサンドイッチパネル・ダブル折板などを導入。建築環境・省エネルギー機構認証によるCASBEE新築の「Aランク」を取得した。屋根に最大発電出力2・3メガワットの太陽光パネルの設置も予定している。
企業による物流効率化で、交通利便性に優れたエリアに立地する近代的な物流施設へのニーズが高まっている。両社は今後、企業活動のニーズに応える物流施設開発を進めていく。(2015年2月10日号掲載)