ブックオフコーポレーション(相模原市南区古淵)は、モバイルサービスの新ブランド「スマOFF」を展開。データ通信のみの格安スマートフォン(スマホ)=写真=の販売を始めた。
第一弾は、台湾のパソコンメーカー「Acer(エイサー)」の日本初上陸となる「Liquid Z200」を販売。価格はSIMフリーで1万0800円。
同機種はアンドロイド4・4を搭載で、4GBの内部ストレージとマイクロSDスロット、4インチのディスプレイを備える。3G回線でLTE非対応だが、Wi―Fiやブルートゥース、テザリングに対応する。
店舗で不要な携帯電話やスマホを売却すれば、本体販売価格が「無料」。指定の通信プランに加入し、2年間継続して契約することが条件となる。
通信プランは、1日7MBまで高速通信を利用できる「ブックオフオリジナルプラン」(月額1058円/初期費用3240円)。店頭で契約してすぐに、ラインなどの通話アプリも利用できる。
利用料や通信量の設定は、NTTコムリサーチの「月間のデータ通信量が1GB未満の人は70・4%」「スマホの月額料金を81・2%が高いと感じている」という調査結果によるもの。
同社は2011年12月から携帯電話の買い取りと販売を開始。国内における携帯電話のリユース率が3%程度に留まっているため、携帯電話事業に参入したという。「スマホを売るならブックオフ」の認知向上を目指すという。(2015年2月20日号掲載)