テクニカルショウ2015、相模原市ブースも出展


トライアル発注の認定製品を出展した相模原市

トライアル発注の認定製品を出展した相模原市


 テクニカルショウヨコハマ2015が4日から3日間、横浜市西区のパシフィコ横浜で開催された。相模原市内の企業も製品や技術を出展した。
 東邦電子(同市緑区西橋本)は、高性能・多機能な温度コントローラーなどを出展。中でも「HAYABUSA」は、1秒間に100回の高速サンプリングが可能なコントローラー。精度と速い温度制御が必要な装置に効果を発揮するという。またワイヤレス温湿度センサーは、計測したデータをブルートゥースでスマートフォンなどに転送する機能を持つ。コイン程度のサイズで、ボタン電池により約2年半の稼働時間だという。
 相模原市は、トライアル発注認定制度の展示コーナーを設置。2012年に認定を受けた、ショウエネ(同市中央区矢部)の55㍗省エネ蛍光灯器具とインバーターも展示された。
 記念講演では、東成エレクトロビーム(東京都瑞穂町)の上野保会長が「中小企業経営の勝ち残り策」をテーマに話した。「コーディネート企業」と呼ばれる中小企業が仕事を一括して請け負い、中小企業間のネットワークで対応するビジネスモデルを提唱した。
 後にクライアントニーズの変化や高度な技術が要請される案件に対し、広域連携を目指す「ファイブテックネット」を生み出す。中小企業が持つ技術やノウハウなどの強みで、相互に補完しながら高付加価値な製品やサービスを提供するもの。(2015年2月20日号掲載)

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