野村不動産投資顧問(東京都新宿区)と野村不動産株式会社(同)が開発を進めていた物流施設「ランドポート厚木金田」が、このほど完成。入居者満床で稼働を開始した。
同施設は敷地面積約1万7900平方メートル、地上4階建て、延床面積約3万8900平方メートルの大規模マルチテナント型物流施設。BCP(事業継続計画)や環境に配慮した施設づくりがコンセプト。
同グループの厚木エリア物件でははじめて免震構造や全館LED照明を採用したほか、屋上への太陽光パネルを設置した。
立地面では、東名道厚木インターチェンジ(IC)から約5キロメートル、圏央道圏央厚木ICより約2・2キロメートルと 高速道路のアクセス性に優れている。24時間稼働できるとともに工業専用地域に位置し、物流機能と良好な雇用環境を兼ね備えた物流施設として高く評価されている。
ランドポートシリーズは、同施設を含めて7棟(延床面積合計約35万3719平方メートル)が完成し、すべて満床で稼働している。
また、現在は首都圏で4棟を建設・計画しているという。
野村不動産グループでは「今後も社会インフラの一環である物流施設に関し、さまざまなニーズに応えていく。これまで以上に賃貸物流倉庫の開発・運営に注力し、首都圏・中部圏などを中心にランドポートシリーズを積極的に展開していく」としている。 (2015年3月10日号掲載)