相模原市消防局、過去最多の出動/適正利用求める


 相模原市消防局は、2014年の救急出動件数などをまとめた「火災・救急概要」を発表した。救急出動件数、搬送者数ともに、過去最多を記録した。
 救急出動は3万4169件で前年同期と比べて481件増した。また、搬送者数も3万0785人と、対前年比で392人増加。このうち約49・0%は、入院を必要としない軽症者だった。
 救急出動件数は、1日平均で92件。約15・3分間に1回の頻度で救急車が出動し、市民の約21人に1人が救急車を要請したことになる。
 火災は202件発生し、前年同期に比べると25件増加した。件数が増加した原因は、中央区と南区において放火(疑い含む)火災が連続して発生したためと見ている。
 火災による死者数は3人で、前年と比べると3人減少した。火災の種別ごとに見ると、すべて建物火災で発生。うち1人は65歳以上の高齢者だった。
 焼損棟数は140棟で、前年に比べると31棟増加した。また、損害額は約1億1060万円で、前年に比べて1196万円減少した。
 担当課では「救急車は限りある資源。適正な利用方法について考えてほしい」と訴えている。 (2015年3月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。