サンマルコ、台湾に現法設立へ/東アジアで受注が拡大


事業拡大に意欲を見せる丸子社長

事業拡大に意欲を見せる丸子社長


 ガラスフィルムや内装シートを扱うサンマルコ(相模原市緑区西橋本)はこのほど、台湾に現地法人を設立する計画を進めている。2014年の実質GDPが3・41%と好調な台湾に進出することで、受注拡大につなげる。
 同社は、スリーエムジャパンの特約店として、機能性ガラスフィルムの施工・販売を主力とする。売上高は6・8億円。海外への展開ははじめて。
 現地法人は来年3~4月に設立する。代表者は、丸子勝基社長が兼務。首都・台北(タイペイ)市のオフィスビルに本社を賃借し、現地スタッフだけで運営する。
 台湾は北部が亜熱帯、南部が熱帯に属し、一年を通して温暖な気候で、建物に強い日差しが差し込む。また、大きな地震が多発する〝地震大国〟でもある。
 台湾で関心が高い遮熱や飛散防止などの機能フィルムを、オフィスビルや住宅向けに供給する。主力商品のスリーエム製内装シート「ダイノック」も扱う。
 サンマルコは14年、協力会の職人5人を台湾へ派遣し、現地のガラスフィルム職人と技術交流会を行なった。参加者は「他国の職人の施工手法も見たい」と話すなど、向上心を育むことができたという。丸子社長は「日本式のビジネススタイルを海外でも試したい。提案型営業で中国や東南アジアへも進出したい」と事業拡大に意欲を見せた。  (2015年3月20日号掲載)

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