相模原などの県央地域に実質本社を置く上場企業19社の2012年10~12月期連結決算が出そろった。19社の合計額は、売上高で1998億円(前年同期比3・9%増)、経常利益は125億円(同20・3%増)と大幅に伸び、増収増益となった。集計した浜銀総合研究所によると、県央地域の上場企業は、円高水準の修正などを背景に、堅調な回復が続いているという。(千葉 龍太)
全産業ベースでの売上高は5四半期の増収。経常利益は2四半期連続で約2割の増加となった。
ただ、営業利益は、原材料費の上昇や電気料金の値上げなどが影響。同13・8%の減益だった。
浜銀総研・新滝健一主任研究員によると「経常利益の増益は為替差益によるものが大きく、まだ本業は好調ではない」と分析している。