中国料理「崔さんの店」(大和市中央)はこのほど、同店でチャリティー・ランチショーを開いた。同店オーナーでバリトン歌手の崔宗宝(さい・そうほう)氏(=写真)を中心に、日中韓の音楽家5人が歌や演奏を20曲披露した。
ソプラノの根本真澄さんは福島県出身で、崔氏の母校・東京芸術大学に通う現役大学生。崔氏が設立した「崔宗宝東日本大震災奨学基金」を受けて大学へ通う。透き通るような美声で、クロード・ドビュッシーの「月の光」など2曲を歌った。
また、主催者の崔氏はカンツォーネやオペラを独唱したほか、「アメイジング・グレイス」を歌うことで東日本大震災の犠牲者を追悼。根本さんとのデュエット「愛のワルツ」は拍手喝さいだった。
「音楽でまちづくりの力になりたい。市民の身近で生のコンサートを開き、心とお腹も満足して幸せになってほしい」と話していた。 (2015年4月1日号掲載)