神奈川県知事選、相模原市内を遊説/黒岩、岡本氏が支持訴え


 26日に告示されてから最初の週末、現職の黒岩祐治氏(60)=自民、民主、公明、日本を元気にする会推薦=と、新人でNPO役員の岡本一氏(69)=共産推薦=が相模原市内を遊説。駅前や住宅地で支持を訴えた。
 黒岩氏は28日、相模原市緑区橋本の相模原協同病院を訪問し、「未病・漢方外来」を視察。午後6時からは有権者に政策を説明する「語る会」を開催した。薄膜太陽光電池を紹介し、「2030年までに、全電源の45%を集中型電源から分散型へ移行させる」と訴えた。
 また、さがみロボット産業特区について、「新しいロボットが開発・製品化されるよう、規制の緩和・撤廃を徹底したい」と話した。
 岡本氏は、27日朝に同市に入り、リニア新幹線の県内駅が建設される橋本駅前や住宅団地などで街頭演説を実施した。午後5時には同市南区相模大野のプラザシティに移動。岡本氏は「高齢者が安心して暮らせる政策を」「中学校卒業まで所得制限なしで、医療費無料化を実現する」などと社会保障関連の政策を中心に訴えた。
 若者の雇用問題を例に上げ、適正な雇用条件を義務付ける「ディーセント・ワーク条例」の制定を強調した。  (2015年4月10日号掲載)

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