県労働局、新規求職者数が増加/2月の労働市場を公表


 新規求職者数(原数値)が2013年4月から22カ月ぶりに増加に転じたことが、神奈川労働局の労働市場速報(2月分)で分かった。
 在職者の新規登録が前年同月比6・1%増加となったことや、パート希望求職者の増加が要因と見られている。
 求人の動きは、新規求人数(原数値)が同8・2%増加。主要産業のうち製造業が同4カ月連続の増加となったが、輸送用機械器具製造業で同微減となった。
 情報通信業では、前年同月に大量求人を受理していた反動減が現れた。また、労働者派遣業では同18・7%増加となり、引き続き増加傾向で推移している。
 有効求人倍率(季調値)は0・90倍で前月から0・01ポイント上昇。これは、有効求職者数が57カ月連続で減少していることなどが要因とみられている。
 同局は「円安による原材料費の高騰で企業収益の圧迫懸念もあり、持ち直しの動きがある雇用情勢について引き続き注視する必要がある」と見ている。  (2015年4月20日号掲載)

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