町田・相模原経済同友会はこのほど、ホテルラポール千寿閣(相模原市南区上鶴間本町)で第71例会に伴い、特別講演を行った。同講演会は、JTB法人営業相模原店が企画・運営を担当。経済同友会会員や一般市民など約400人が参加した。宇宙飛行士の山崎直子氏が講師となり、「宇宙、人、夢をつなぐ」をテーマに、スペースシャトルや国際宇宙ステーション(ISS)での生活について話した。 (2015年5月10日号掲載)
食事についての説明では、「サバのみそ煮」や「栗ようかん」などの日本食も豊富に用意されていると紹介。しかし、今後の開発では、宇宙空間における自給自足が課題になるという。
現在は、食料や資材などを積んだ補給船を打ち上げる必要があり、莫大な経費がかかる。コストを抑制するには、食料や資材を宇宙で調達しなければならない。
宇宙工学の現場では、3Dプリンターの活躍に期待が集まっていると言及。地上で作成した設計図を電送し、部品や工具を現地(宇宙)で調達することが期待されている。
3Dプリンターの実用化が進めば、宇宙のオンデマンド工場で資材を製作。開発コストを大幅に削減できる可能性があるという。