相模原、製造業が大幅改善/1~3月期景気調査


 相模原商工会議所が会員企業を対象にした第4四半期(1~3月)の景気観測調査によると、企業の景況感を示すDI値は、全産業ベースで、前期(2014年10~12月)から20ポイント改善のマイナス9となった。景況感を示す「業況天気図」は、全産業(総合)ベースで「小雨」から「くもり」に回復した。
 調査は3月13日~4月15日にかけ、会員企業500社を対象に実施した。回答社数は175社(35・0%)だった。
 業種別でみると、製造業がプラス5と前回から38ポイントの大幅な改善となり、建設業も3?改善しプラス圏に浮上している。さらに小売業・卸売業、飲食業・サービス業も改善し、持ち直し傾向が顕著に見られた。
 製造業では「仕事量が多くなってくる感触はある。単価もそれに連れて上がることを望んでいる」などの意見があった。一方、飲食業・サービス業から「やや売り上げが伸びているものの、仕入れ単価や税金支払いなどにより台所事情は少しも良くならない」という、厳しいコメントも寄せられた。改善の兆しがある一方で、経営環境の回復は、まだら模様な状態となっている。(2015年5月20日号掲載)

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