シュタイナー学園、アジア国際会議開く/国内初 教員420人が交流


講演するオズワルド氏

講演するオズワルド氏

 ヴァルドルフ(シュタイナー)教育を取り入れる各国の教員が集まる、アジア・ヴァルドルフ教員会議(AWTC)が4月25日~5月1日、シュタイナー学園名倉校舎(相模原市緑区名倉)で開かれた。国内やアジアなど15カ国から約420人の教員が参加した。国内における開催ははじめて。
 AWTCは2年に1度開かれるアジア地域の国際会議で、今年で6回目の開催。同教育は20世紀初頭、オーストリアの哲学者ルドルフ・シュタイナーが提唱した教育思想。12年間の一貫教育が特徴で、「知力や知識だけでなく、社会を生き抜くための精神的エネルギーを養う」としている。
 4月28日には、教員や市民らを招待し、同教育の根本理念や世界の最新情勢などを紹介する講演会を開いた。スイス・ドルナッハの教育部門代表フロリアン・オズワルド氏、クラウス・ペーター・ロー氏らが講師を務めた。
 オズワルド氏は、シュタイナーがヴァルドルフ学校を設立するまでの経緯や、教育思想について説明。「自己は教育できず、自身で成長するしかない。自分自身の存在を強め、自分たちの力で立つことが重要だ」などと話した。(2015年5月20日号掲載)

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