相模原JC、世界一は寝台「北斗星」/若葉まつりで電車ゴッコ


意気込みを見せる参加者

意気込みを見せる参加者

  電車ゴッコの世界一を決定するユニークなイベント「リニアに挑戦! 電車ゴッコ世界大会」が5月10日、相模原市中央区の若葉まつり会場内で開催され、寝台特急「北斗星」が初代世界一に輝いた。
 2027年開業予定のリニア中央新幹線の駅が橋本駅周辺に設けられることをうけ、リニアにちなんだシティセールスを行おうと相模原青年会議所(JC)が主催した。
 参加車両は「北斗星」のほか、中央区の鹿沼公園に保存されている「D52蒸気機関車」、「JR横浜線」、フランスの高速鉄道「TGV」、イギリスと大陸を連絡する高速鉄道「ユーロスター」、スペインの高速鉄道「AVE」の計6車両。すべて段ボール製だが、車体はリアリティーを追求し精巧に作られた。島根県松江市の段ボール業者に特注し、3Dデータから設計したという。
 これらの車両を、応募から選ばれた6チームが乗車し、リニアの性能である「浮遊」「スピード」「正確」にちなんだ3つの競技で対戦した。
 「浮遊」は、電車ゴッコをしながらの大なわとび。「スピード」は、いち早く移動するいわゆる早押しクイズで、「正確」は、運行ダイヤを守りながら正確にボールをパスし合う「ビーチバレートス」。これら3種目が行われ、「北斗星」に乗車した小学生バレーボールチーム「富士見ジュニア」が優勝した。
 主催した相模原JCの八木健芳委員長は「大人から子供までが笑顔で楽しめ、リニアが開通する相模原をPRしたかった」と話していた。大会の様子は、テレビやラジオなど多くのメディアに取り上げられ話題となった。 (2015年5月20日号掲載)

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