相模原市議会は5月19日、第45代の新議長に阿部善博氏(自民)、副議長に大沢洋子氏(民主・市民)を選出した。また、常任・特別委員会の各委員長なども選任され、新しい議会構成が決定した。
会派の構成は5月24日時点で、最大会派の自民相模原市議団(久保田義則代表)が15人。民主・市民クラブ(大沢洋子代表)が13人で、市内唯一の維新の石川達氏は同会派に所属する。
公明相模原市議団(加藤明徳代表)は8人。颯爽の会(長友義樹代表)は5人で、無所属新人で当選した鈴木晃地氏は同会派に所属。共産相模原市議団(松永千賀子代表)は5人。
無所属議員はおらず5会派で構成される。定数46のうち自民・公明が23人、残りの3会派が23人と議席数が拮抗。可否同数の場合以外、議決権を行使しない議長が自民から選出のため、3会派で議案の可決・否決も可能な構図だったが、今後、小林丈人氏(民主・市民)の当選無効と大槻和弘氏の当選が確定すれば、大槻氏は推薦をうけた自民に所属すると見られている。
議長就任の抱負について阿部議長は「これから迎える大変な時代にあって、議会の果たす役割は大きい。市長とは真摯な議論を重ねていきたい。会派構成により、賛否が拮抗することも想定されるが、わかりやすく公正な議会運営に努めたい」としている。 (2015年6月1日号掲載)