薄膜太陽光電池、県が普及拡大の再公募/新たな用途や設置施設を


 県は、「薄膜太陽光電池」普及拡大プロジェクトについて再公募を開始した。対象となる経費の3分の1(限度額5・8億円)を補助する。
 プロジェクトの内容は、同電池の特性を生かした「新たな用途と設置する施設」と「太陽光発電システムの価格の低下を図る方法」。県内の施設などに設置し、その効果をPRする。
 使用する電池は「発電セルの半導体層が10マイクロメートル以下」「曲面加工が可能」などの条件が設けられている。使用する材料は問われない。
 プロジェクトは製造や流通・販売、設置工事など、複数の事業者がグループを組んで事業主体となることを想定。単独で事業主体となる場合は、県内中小企業の設置工事事業者に限られる。
 提案書の提出は、7月15~30日まで受け付ける。9月中に選考結果を公表する予定。
 県は2014年4月から公募し、6プロジェクトを選定。一部で容量の縮小や設置を断念するケースが生じたため、再公募を行う。
問い合わせは、県地域エネルギー課045・210・4090まで。 (2015年6月10日号掲載)

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。