プレアデス、照手姫伝説 オペラに/相模原の文化を将来へ


「てるてひめ」の脚本を手にする齋藤代表

「てるてひめ」の脚本を手にする齋藤代表

 音楽事務所「プレアデスミュージックオフィス」(相模原市中央区矢部)を経営する齋藤麻里亜代表は、相模原などに伝わる民話「照手姫伝説」をオペラ化する。2016年4月30日に初演の開催を目指し、スポンサーや演奏者などを募集している。
 会場は、同市中央区の市民会館大ホール。収益が出た場合、市内事業や学校教育などによる同オペラの開催経費として利用。また、文化発展のため、一部を市文化財団へ寄付するという。
 オペラ「てるてひめ」の脚本は、齋藤代表が複数存在する照手姫伝説を研究し、もっとも子供に伝えたいストーリーにアレンジ。約1時間10分の2部構成に収めた。
 音楽は、現代曲の要素を取り入れたオリジナル曲を使用。子供から高齢者までに親しまれるように、旋律とリズムを工夫するという。
 照手姫や小栗判官などの主な登場人物は、同事務所に所属するアーティストが担当。オーケストラに参加する演奏者は市内在住者を対象に公募し、オーディションで約35人を選出する。
 入場料は、大人1000円、高校生以下500円を予定している。アマチュア演奏者は参加費として、1万5000円が必要となる。
 齋藤代表は、市内に古くから伝わる民話「照手姫伝説」を後世に継承するため、同オペラの開催を企画。「相模原の子供たちのために、すばらしい文化を引き継ぎたい。成功に向けて、全力を投じている」と協力を呼び掛ける。
 問い合わせは、齋藤代表090(7943)7180まで。          (2015年6月10日号掲載)

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