県央地区上場企業、5年連続増収増益/浜銀総研集計


 浜銀総合研究所が集計した相模原や厚木など、県央・県北地区の上場企業の3月期決算は、全産業で5年連続の増収増益となった。上場16社の合計の売上高は、前年比8・6%増の8776億円、営業利益は同12・9%増の507億円だった。増収効果に加えて、為替差損益が改善したことなどが大きいとみられる。今期も業績回復が続くと見込んでいる。
(編集委員・千葉龍太/2015年6月20日号掲載)

 同総研の調べでは、集計対象となった16社中、売上高と経常利益がともに前年度実績を上回った増収増益の企業は9社あった。
 売上高で高い伸びを示したのは昭和真空(相模原市)の同60・6%増、牧野フライス製作所(愛川町)の同20・7%、オーイズミ(厚木市)の同18・1%だった。
 経常利益は、牧野フライスのほか、自動車部品製造のイクヨ(同)、相模ゴム工業(同)などが大幅増益となった。
 業種別で分類すると、製造業は増収増益。非製造業は増収減益だった。製造業が増益となった理由として「(上場企業は)販管費などのコストが上昇していたものの、増収効果に加えて、為替差損益が改善した」と同総研は分析している。

…続きはご購読の上、紙面でどうぞ。