理容室のヘアーサロンスカイ(相模原市緑区橋本)は、無料通話アプリ「LINE(ライン)」に公式アカウントを開設、集客ツールとして活用している。
同店は、予約不要の受付システムを採用。ホームページやブログでスタイリストの出勤予定を公開していたが、来店時に希望のスタイリストが不在にするなどがあった。
そこで注目したのが「LINE」。同店スタッフがアカウントを開設し、スタイリストの出勤状況を配信し始めた。
高橋佳孝店長は導入経緯を「情報が溢れ、欲しい情報が見つかりにくいほかのSNS(ソーシャルネット・ワーキング・サービス)に比べ、LINEの公式アカウントは、その公式情報だけを必要な時に見ることができる。その手軽さに注目した」と説明する。
またLINEを活用する若年層と同店の客層がマッチ。昨年夏から開設して現在の登録者は約650人に達している。
現在は新商品やキャンペーン情報、クーポンなども配信。顧客からの反応も上々という。
高橋店長は「今は客層に合わせたSNS活用が集客に欠かせない時代。今後も適材適所でSNSに注目していきたい」と話していた。(野村 和正)