プラスチック成形の駒沢化成(相模原市中央区陽光台)は、峡の原工業団地(同市緑区橋本台)へ本社工場を移転。5月から稼働を始めている。
本社を移転すると同時に、同市中央区田名にある3工場も新拠点に集約した。工場の賃貸費など年間3000万円のコストを削減できるほか、業務の効率化が狙い。
同社はプラスチック成形の自動車部品を主力に、医療向け「血液検査用セル」などを生産している。
購入した本社工場は、敷地面積約2400平方メートル。建屋はRC造り4階建て、総床面積1983平方メートル。生産機能のほか、検査室や組立室などが入居する。
また、敷地内に鉄骨造平屋建て、床面積500平方メートルの生産工場を新たに建設。金型製作用のマシニングセンター1台を導入した。
投資額は、生産工場の新築などを含めて約5億円。
河野八郎社長は「社員教育の一本化を進める。障害者の受け入れ体制も強化し、会社を育ててくれた地域に目を向けたい」と話していた。 (芹澤 康成/2015年7月1日号掲載)