大和青年会議所(JC)は6月21日、大和駅東側(大和市大和南)のプロムナードで「大和串フェス」をはじめて開いた。あいにくの雨だったが、家族連れや、駅利用者で賑わった。
同イベントは、同市の名物である「串料理」の浸透を図るとともに、市の活性化につながればという想いで開催した。「大和を元気に」と、コンセプトに賛同した市内の人気店が集まった。企画した同JCの永島健治委員長は「市民とともに大和市を盛り上げたい」と話していた。
大和市の人気グルメを決定するY―1グランプリ(GP)の歴代優勝店など、8店舗が出店。オリジナルの串料理を1本300円で販売した。
同フェスでは、来場した市民から「こんな串料理をご当地グルメにしたい」という声を募集。参加した店舗の投票で1つを選び、ご当地グルメの候補とした。
選ばれた作品は、髙橋美津子さんが考案した「アゲアゲYAMATON」。同市のキャラクター「ヤマトン」をイメージしたこの串料理は、甘辛く煮た豚バラ肉に、ヤマトイモの衣を付けて揚げたもの。
GP初代優勝店「珍満」(同市南林間)は、「豚ハラミ串」を販売。1頭から150㌘しか取れないという、希少部位を使用している。
鬼塚智典副店長は「GPで優勝してから、来店者が増えた。串料理が市の名物になれば」と期待感を示した。
同市在住の寺田真治さん(41)は、妻と子供2人を連れて来場した。寺田さんは「雨が降っているが、おいしいものを食べられたのでよかった。次回も来たい」と話していた。 (2015年7月1日号掲載)