日本郵趣協会、切手収集愛好家が一堂に/相模原市内で関東大会


約90人が集まった関東郵趣大会

約90人が集まった関東郵趣大会

 関東の切手収集愛好家が一堂に会する「第31回関東郵趣大会」が6月21日、相模原市のボーノ相模大野(南区相模大野)で開かれた。
 日本郵趣協会関東地方本部が主催。関東一円の会員ら約90人が、切手三昧の時を楽しんだ。
 関東地方本部は、相模原支部など35支部で構成され、現在の会員数は約1200人。最盛期には約1万人の会員が所属していたという。相模原市で同大会が開催されるのは11年ぶり2回目。
 会場では、会員がコレクションを披露し販売するテーブルバザールが開かれ、日本だけでなく世界中の自慢の切手や消印が並んだ。
 また、日本郵趣協会理事長の福井和雄氏が「中国切手収集の楽しみ」をテーマに記念講演を行った。福井氏は、「日本の郵便物数が減少するなか、アジアの郵便はまだ伸びしろがある。歴史的にみても興味深く、収集が進むほど面白さが増す」と魅力を語った。
 開催地支部である相模原支部(海野毅支部長)は1973年に発足。現在の会員数は18人。毎月1回の例会を開き、収集情報の交換などを行っている。現在、若手の会員を募集中だ。
 同支部の三宅広和(58)さんは、「愛好家の世代交代で、今は貴重な品が市場に出やすくなっている。お金を掛けずとも、自分で探そうと思えばいくらでも楽しめる」と切手収集の魅力を話していた。  (2015年7月1日号掲載)

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