防衛庁は2日、相模原市に使用許可書を交付し、在日米軍相模総合補給廠(しょう)の日米共同使用区域約35ヘクタールの使用を許可した。同区域のうち10ヘクタールの土地で、市が計画するスポーツ・レクリエーション施設の整備工事に着手する。 (芹澤 康成/2015年12月10日号掲載)
同区域は、2014年9月末に返還された「一部返還地」(約17ヘクタール)に隣接する更地で、相模原駅から北東に300メートルに位置。施設を整備するエリアは原則、市民と米陸軍のみが利用でき、市が保守管理を行う。
区域のうち約10ヘクタールは、「スポーツ・レクリエーションゾーン」と位置づけた。西側に軟式野球場(観客席320席)、東側にサッカーやラグビーができる多目的フィールド(同1960席)の建設を計画。大規模災害時などの広域防災拠点としての機能も想定している。
残りの約25ヘクタールは、市が米陸軍の許可を得たうえで、イベントや防災訓練などに使用する。