県トラック協会(県ト協)は1月12日、小学生が描いた絵を車体にプリントした「ラッピングトラック」を上溝南小(相模原市中央区上溝)で披露した。すでにパンなど食品を配送するため、県内を走行している。
ラッピングトラックは、「夢を運ぶトラックデザインコンテスト」の低学年の部で最優秀賞に選ばれた笠原友綺君(1年)を訪問。児童や職員が見守る中、高橋英樹理事(サガミ急送社長)が記念品を贈呈した。
笠原君は青や緑、オレンジ色など、色鮮やかな「にじいろのライオン」を描いた。「見るのが楽しみで、眠れませんでした」と興奮していた。
ラッピングした車両は、ヤマキウ運輸相模原営業所(相模原市中央区横山台)が所有する積載量2㌧のトラック。相模原地域で活動する企業として募集したところ、名乗りを挙げたという。
同協会の有安俊哉総務広報課長は「トラックのイメージは、大きく荒々しい。身近に感じてほしい」と話す。
16回目となる同コンテストは、昨年5月頃から県内の小学生を対象に絵を募集していた。クレヨンや色鉛筆などで描かれた作品が2万9741点寄せられた。
(2016年2月10日号掲載)