総合デベロッパーの三菱地所(東京・大手町)は5月6日、厚木市上落合でマルチテナント型物流施設「ロジクロス厚木」の建設を開始した。同社単独で開発する物流施設としては、福岡県に次いで国内2件目。2017年3月の完成を目指す。
新施設は、鉄骨造4階建て、延べ床約2万9900平方メートル。最大3区画まで分譲でき、約9300平メートルから貸し付けできる。非常用発電機や緊急用備蓄品庫を備え、災害時の事業継続を支援することが可能。
特徴は、1階に大型トラックを停められるバース(荷物を積み降ろしするスペース)を2方面(L字型)に設けた。耐荷重は1平方メートルあたり約1・5トン、天井高5・5メートル、柱間隔10メートル以上と、汎用性が高い仕様とした。
同社は、今後も2~4件の開発用地を取得し、物流施設の開発に取り組む方針だ。国内物流網の更なる発展・効率性の向上を目指すという。
(編集部)