関係者によると、建築工事業の加藤組鉄工所(横浜市西区)が、6月末までに主力拠点の一つ、大和工場(大和市下鶴間)を閉鎖することが分かった。拠点再編による事業の効率化が狙いとみられ、厚木工場(綾瀬市吉岡東)に集約する。大和工場は開設から半世紀以上にわたり稼働してきた。閉鎖後の跡地にはマンション建設が計画されているという。
(千葉龍太、松山祐介)
大和工場は、市役所と直結する大型ショッピングセンター「大和オークシティ」の近くにある。
同社のホームページによると、1960年に開設した歴史ある工場。敷地面積は約2万800平方㍍と広大。
建築に使用する鉄筋や鉄骨の加工を手掛けており、現時点で月産約1100㌧の生産能力があるという。
現在、同工場の従業員数は約60人。今後は厚木工場への集約に伴い、配置転換などを予定しているという。