MEMOテクノス、文章自動読み上げシステムを開発/業界初の高性能音声合成


 音響機器メーカー、MEMOテクノスは、文章(テキストデータ)を、人の声に限りなく近づけた高性能「音声合成」で読み上げる自動アナウンスシステムを製品化した。
 パソコンで作成した文章を、通信ネットワークを経由し、本体装置に送信すると、リアルタイムで自動放送する。高性能の音声合成を搭載したシステムは業界でも初めてという。
 同社の渡邊将文社長は「ワープロ感覚で文章を打ち込むだけで、喋ってくれる。それも、普通に人が話しているように聞こえる」と説明した。
 公共施設やイベント会場での館内放送のほか、工場や物流施設内での放送、福祉施設などでの用途を見込んでいる。
 なかでもイベント会場などでは、放送内容が変わる度に発生していた録音作業の手間も省けるようになる。すでに鉄道駅でも試験導入されているという。
 

業界初のシステムを手にする渡邊社長

業界初のシステムを手にする渡邊社長

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