日産自動車とNEC、電池事業を年度内に譲渡
相模原市内に本社を置くNECエナジーデバイス
日産自動車(横浜市西区)とNECは3日、日産のバッテリー事業およびバッテリー生産工場を中国の再生可能エネルギー事業者「エンビジョングループ」に譲渡すると発表した。2019年3月29日までに完了する見込み。当初、中国の投資ファンドGSRキャピタルへの売約が予定されていたが、資金不足で白紙に追い込まれていた。
エンビジョンは、日産子会社のオートモーティブエナジーサプライ(AESC、座間市広野台2)や北米日産が保有するスマーナのバッテリー生産事業、英国日産自動車製造が保有するサンダーランドのバッテリー生産事業を譲り受けることで合意。日産の追浜や厚木、座間にあるバッテリーの開発や生産技術部門を取得する。
(2018年8月20日号掲載)