ホテルラポール千寿閣や町田ボウリングセンターを運営する千寿産業は11月28日、「創立55周年記念祝賀会」を同ホテルで開催した。同社の関係企業らが出席し、盛大に行われた。
同社の初代社長の大津治郎吉氏は、外国映画の配給会社「三映社」を経営していたが、1960年代にテレビの普及を予見して映画産業から撤退を決意。当時、地元の町田、相模原市にレジャーと婚礼施設がなかったため、業態転換を図り、64年に現在の千寿産業の前進である「大町田スポーツセンター」を設立。開業の準備には1年を要し、株主募集や施設建設を経て、65年10月1日に、婚礼を行う千寿閣と町田ボウリングセンターが開業した。
3代目社長となる岩崎正社長は「ホテル事業とボウリング事業、経営の柱は2本なければならないという創業者の思いが55年間、脈々と引き継がれている。今後とも満足度100%のサービスを心掛け、深い絆(ラポール)を育み、お客様に信頼される企業を目指していく」と力強くあいさつした。
同社の協力企業で構成する「千寿会」の小谷圭一会長(コンティー社長)は「岩崎社長のトップセールスによる営業活動、人間関係の構築に軸足をおいたひたむきな姿が、千住産業を増々発展させた。われわれ協力企業も盛り上げていかなければならない」と祝辞を述べた。
【2019年12月20日号掲載】