相模原市内選出の自民党所属議員で構成する「さがみはら自民党」は12月19日、同市中央区富士見のけやき会館で政経パーティーを開き、「自民党相模原市連合支部(市連)」を立ち上げることを発表した。市内選出の同党所属の国会議員、県議、市議が3区合同で催しを開くのは初めての試み。
これまで同党の県議と市議は、緑区、中央区、南区の3支部に所属し活動してきた。各区選出の県議が支部長を務め、3支部をまとめる上位組織である「市連」はなかった。
同党では2019年4月の市長選において、緑区支部長だった県議が出馬。一方で、中央区と南区支部は当時の現職市長を支援し、同党所属議員が一枚岩になれなかった経緯があった。
中央区支部長の河本文雄県議は「政令市の横浜や川崎には市連があるが、相模原にはなかった。3区をまとめる市連を立ち上げ、相模原の自民党が一枚岩になって、国政選挙や統一地方選を戦っていかなければならない」と支援者らに訴えた。
今後、連絡協議会を開き、市連を正式に立ち上げる。同党市連の代表は神奈川14区選出の赤間二郎衆院議員、代表代行は16区選出の義家弘介衆院議員が就任する。市内選出の県議3人、市議16人が所属する。
政経パーティーには、内閣府大臣政務官の今井絵理子参院議員、島村大参院議員、同党県連幹事長の土井隆介県議らが駆け付けた。
【2020年1月1日号】