女性開発の商品やサービス認定／相模原市内からHINATAとLOV

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相模原市中央区の「Ｔｒｉｐ　ｈａｉｒ　ｓａｌｏｎ　ＨＩＮＡＴＡ（トリップ・ヘアーサロン・ヒナタ）」と「ＬＯＶ（エルオーブイ）」が、女性が開発に貢献した優れた商品やサービスを認定する「神奈川なでしこブランド」に追加された。


ヒナタは「乳幼児がいて美容院に行けない」「妊娠で外出が困難」などという悩みを持つ女性などを対象とした訪問美容・出張カット。自宅で周りの目を気にせずに授乳などをしながら、カットやカラーなどの施術を受けることができる。

現役のママさんでもある代表・唐沢あみさんは、認定を受けて「美容師の資格を持っていて生かせていないママさんが多いはず。美容師を目指す人にとっても、訪問美容という選択肢が当たり前になればいい」と抱負を話した。

ＬＯＶは、米粉を使ったパンやベーグル、クッキーなどを製造・販売している。認定されたのは、食物アレルギー３大抗原（小麦粉、卵、乳製品）は一切使用しない「もっちもち米しふぉんｓｉｆｆｏｎｅ（シフォーネ）」米粉と豆乳によるグルテンフリーのシフォンケーキ。アレルギー体質の乳幼児をもつ家庭の「誕生日やクリスマスにケーキでお祝いしたい」との悩みに応えた。

代表の坂元智香さんは「開業10年目でブランド認定され、ようやく一歩を踏み出せた。健康上の問題で接種制限をしている人でも、おいしい食事でよろこんでもらえるものを作っていきたい」と意気込む。

７回目となる同認定では、２０１９年７月から10月までに31件の応募があり、食料品・飲料５件、生活・文化用品１件、サービス３件、建物１件が選ばれた。県が積極的にＰＲし、県内企業の女性登用や活躍の場を広げることが狙い。

認定式は、２月１日に横浜市西区内の商業施設で行われ、県産業労働局の山田健司局長は「女性が実力を発揮していきいきと働き続けられる社会が、人生の充実や社会の活性化につながると確信している」と述べた。